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  • Writer's picturemasa_dayo

『嫌な雰囲気』



 ウクライナ危機、アメリカの利上げ、インフレ、中国の長期間に渡るロックダウン等々、様々な要素が重なり、市場にはいい話題が少ない。

 かれこれ、アメリカのNASDAQ総合指数も約25%以上の下落で、コロナショック以来の下げ方である。世界の経済成長率も、下方修正の連続で、現在進行形の状況を予測するのも、正直なところ無理がある。アメリカの長期金利は急騰し、ドルも急騰し、天然ガスも急騰、株式、債券、仮想通貨は大幅に下落している。

 ただ傍観しているが、過去の中でも100年に一度のパンデミック、核保有国による戦争、殆どの投資家が経験したことのないことが、ほぼ同時に起こってしまった。もはや、経済学も通じない。この下落を補えるだけの流動性が必要だとは思うが、果たして市場が安心出来るだけのものを、金融財政政策がカバー出来るものなのか、疑問でもある。

 今のところ、金融システムに決定的な異常は、散見されてはいないが、何がトリガーとなって、混乱が起きるかわからない。今月も地球儀でも眺めながら、コーヒーでも味わうのが賢明だと思う。


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