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債券について①
こんにちは!
伊藤雅仁でございます。
今日は債券について、詳しくお話をしたいと思います。

債券は発行元が世の中(市場を通じてお金のを貸す人)へ向けて出す証券の事で、一般的に有名なのは国が出すものを国債、企業が出すものを社債、その他にも地方債、金融機関、ユーロ円債、クレジットリンク債等の仕組み債、短期のコマーシャルペーパー(CP)と色々な種類に分かれます。
最近では、外貨建て債券も人気の商品ですね。
また、返済順位やその債券には、担保が付いているかによって、劣後債、無担保、担保付き等様々です。
株式と違うのは期間、金利などの基本的な条件が予め決まっていることです。
(約束されている)株式の場合、投資家にとって、株価の上下での損益と配当(これも予め決まってないです。業績によって、上がったり、下がったりします。)が収益源で、借り手の企業等は上場する際に資金を調達したり、公募増資によって資金を調達しますが、資金は返す必要はありません。
それに対して、債券は必ず約束した日に金利を払い元金を戻すという意味で、発行元からすると基本、借金です。

株式は一旦、市場に上場してしまうと、そのあとは市場(マーケット)で売買されますので、直接は企業には関係なく、株主が責任を負うことになります。
ただ、株価はその企業の将来の価値を反映させるとも言われますので、その価値が高くなる方が株主も喜びますし、将来的な資金の調達(増資等によるもの)にも影響してきますし、企業の信用にも関係してきます。
一方、債券は借りた側、発行元イコの責任ですので、信用力が大切です。
その信用力を格付けといって、アメリカの信用格付け機関(S&P、ムーディーズ等)や日本の格付け機関がAAAとかCCCといった、格付けを財務状況に沿って各債券毎に付けており、随時、変更される場合があります。
格付けというのはあくまで判断基準であり、万能なものでもありません。
一般の投資家が買うことの出来る債券のことを投資適格債と呼びます。
BBBまでの格付けでBB以下の事をジャンク債(投機的債券)と呼び、基本的には金融機関等のプロ達にしか買えません。
因みにソフトバンクの社債は、日本では高い金利で個人に人気ですが、海外では投機的格付けの会社になってます。

以上、第一弾でした!
